東海道の宿場町で古くから栄えた水口は、歌川広重の「東海道五拾三次」にも登場し、浮世絵には「名物 干瓢」と評され、かんぴょう作りの光景が描かれています。かんぴょうとは、ウリ科の夕顔の実を薄い帯状に剥き乾燥させて作られる乾物です。海苔巻きでおなじみの具材ですね。浮世絵では台の上に夕顔を置き手で回転させながら作業していますが、博物館には画期的で面白いこんなものが展示されていました。
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昭和レトロも歴史もいっぱい!水口歴史民俗資料館 |
かんぴょう?って海苔巻きの?
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東海道の宿場町で古くから栄えた水口は、歌川広重の「東海道五拾三次」にも登場し、浮世絵には「名物 干瓢」と評され、かんぴょう作りの光景が描かれています。かんぴょうとは、ウリ科の夕顔の実を薄い帯状に剥き乾燥させて作られる乾物です。海苔巻きでおなじみの具材ですね。浮世絵では台の上に夕顔を置き手で回転させながら作業していますが、博物館には画期的で面白いこんなものが展示されていました。
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足踏み式かんぴょうむき機
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かんぴょうを作る農家が多く集まる旧美濃部町のとあるお宅で実際に使用されていた、足踏み式で回転するかんぴょうむき機が展示されています。足元にある二本の木の棒に足をかけ、踏むと台中央の棒が回転します。ここに夕顔の実を挿し、カンナを夕顔にあてて実を剥いていきます。味のある色合いの木目と右から左に書かれた文字にレトロな時代を感じさせられます。 他にも民具や農具、曳山の展示があり、資料館の周りには水口城、水口神社などといった歴史を感じる街並みがいっぱい!見学のあとはぜひ散策を。
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今回の取材先について
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所在地
水口歴史民俗資料館 所在地:滋賀県甲賀市水口町水口5638番地 電話番号:0748-62-7141 休館日:毎週木曜、金曜、12/29~1/3 入館料:大人150円、小中学生80円 (水口城資料館との共通券 大人200円、小中学生100円) |
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